セレブな社交場・・・メトロポリタン歌劇場
メトロポリタン歌劇場、通称メットが三九丁目から現在のリンカーン・センターに移転したのは一九六六年のことである。
マリア・カラスが、敏腕でならした当時のメット支配人ルドルフ・ビングと出演条件をめぐり、さまざまに駆け引きしたあげく、当時としては破格の出演料で初めて出演したのが一九五六年、その後は五八年と六五年のシーズンに出演したのみだから、現在の建物ではカラスは歌っていない。
正面玄関前の噴水は映画でも使われた待ち合わせスポット。
入口のシャガールの大壁画や、開演時間が近づくと天井に上がっていく花びらをかたどったような豪奢なシャンデリアは、現在のメットのシンボルともいえる。