知人のこと その7
秘書的色気と命がけのスポーツウーマン。
その「二つの顔」の間のギャップは、女の私ですらぞくぞくするほどの危なさを感じさせるものがあります。
ただでさ、兄「秘書好き」の男性は多いはずなのに、彼女には単なる秘書を超えた複合的な色気があるとなれば、これはちょっとした通好みのお眼鏡にかなうんじゃないか、と勝手に想像すればするほど、そういう気配がまるでないことがいよいよ不思議です。
すごく親しいというわけでもなかったので、そのへんのことをぶしつけに聞いたりするのも気が引け、疑問は疑問の妻ついに解決することはなかったが、フファの出世Lが横行するような環境に何年も身を置いていて、しかもあのミニスカート姿なのだから、少なくともお誘いがまったくなかったとは考えにくい。
願わくは、ソファ常連の息子などとケチくさいことをいわず、せっかくならば大物狙いで直属の上司である社長さんとでも・・・と、そんなはしたない空想をする私をーとりわけ、もしそれが根も葉もないことであったのなら―どうぞまた、けたけたと明るく笑ってお許しください。